サイディング外壁のクリア塗装

現在、日本で建てられている洋風住宅のほとんどに採用されているのが
サイディング外壁だと言われています。
サイディングボードは、タイル調や木目調、レンガ調などのさまざまな種類があり、
非常に意匠性に富んだ人気のある外壁です。
モルタル外壁に比べると劣化スピードも遅く、
比較的長い間美しい見た目を維持することが可能。
しかし、そんなメリットの多いサイディング外壁ですが、
だからといって外壁塗装の必要性がないということではありません。
いつまでも外壁を美しく保つには、早めの塗装がカギとなります。

ただ、サイディング外壁の家に住んでいる人にとって心配になるのが、
外壁塗装による意匠性の低下ではないでしょうか?
塗料を塗ることによって、色やデザインは必ず変化します。

しかし、心配する必要はありません。
実は、サイディング外壁に適した塗料があるのです。
それが、「サイディング用クリアー塗料」。
サイディング用クリアー塗料は、字のごとく無色の塗料で、
サイディング外壁の上に塗布することで、もとのデザインや色合いを活かしたまま
外壁を保護することができるのです。
既に多くの洋風住宅のリフォームでクリア塗装が施されています。
また、最近では、紫外線吸収効果を持つ「UVプロテクトクリヤー」もよく使われています。
UVプロテクトクリヤーは、従来のクリア塗装よりも、
遥かに長く外観の美しさを保持することが可能。
また、防水性や防カビ・防藻性にも優れているため、非常におススメです。

ただし、クリア塗装をするには注意するべきことがあります。
もっとも注意したいのが塗り替え経過年数。
サイディング外壁以外の場合、ある程度劣化が目立ってきてから塗装を行うのが一般的ですが、
サイディング外壁にクリア塗装を施す場合には、「劣化する前」に着手しなければいけません。
なぜなら、クリア塗装は、無色で元の模様を活かすためのものであるからです。
いくら素敵な模様であっても、劣化が始まっていては、その劣化をより目立たせてしまうだけに
なってしまいます。
それでは施工の意味がまったくありません。
そのため、クリア塗装は、築10年までを目安に考えましょう。
もちろん、目地補修に使用するシーリング材は既存色と同色のものを使うようにしなければいけません。

また、サイディング外壁でない場合や、単色のサイディング外壁である場合には、
クリア塗装はおススメできません。
有色塗料を使用する方がコストパフォーマンスは良く、
多少劣化が進んでいる外壁にも対応することができるからです。

外壁の種類や劣化具合、意匠性や希望の仕上がりを考慮した上で塗料を選びましょう。
外壁塗装をする前には、塗装業者とお客様とで十分話し合うことが大切です。